転職の際、休職をオープンにするかどうかを調べていて思ったこと。
転職時に病気による休職と書いてある場合、選考を突破するにあたりネックになるようです。そりゃそうですよね。長く健康に働いてくれる人がほしいわけですから、少しでも休んだり早期離職したりするリスクのある人は排除する。自分が採用する立場であれば当然そう考えると思います。
でもどうやら、休職の原因が「精神疾患」かそれ以外の体の病気かで扱いが違うようです。前者の場合は選考上不利になる可能性が高いとのこと。
なんで精神疾患だけ悪い意味で特別扱いなん???
こちら、昨日より私の中の世間の7不思議にランクインしました。
我々の身体は、母親のおなかにぼーんした瞬間から今までの遺伝的・環境的要因によって作り上げられた集大成なわけです。食べてきたものや生活習慣が血液や体格に表れます。そしてそれが原因となって引き起こされる病気は沢山あります。同じように、かかわってきた人や触れてきた思想・言葉、生きてきた環境は、今の性格とか思考に影響しています。そしてそれによって精神疾患にかかりやすかったり、そうでなかったりします。
仮に同じような心身のタフさを持った人であっても、十分な対策もせずに危険な薬品を使う仕事をしていたら体調を崩すでしょう。同じように、月100時間残業したり人格否定される言葉を浴びせられ続けたりしたら心を病むでしょう。
ちなみに私はもともと精神的タフさは持ってませんでした。どんまい、私。
精神疾患もそれ以外の病気も、いつ誰がなるか分からない。
両者が起きるメカニズムは同じ(だと思う)。
例えるならば、こんなイメージでしょうか。
抑うつ状態=メタボや高血圧
*私は鬱ではないです。
でも現実には、転職時に「心筋梗塞で休職していたが完治済み」というのと「精神疾患により休職していたが寛解済み」というのとでは、後者の方が不利みたいです。(不利というか、信用度が低い?)
感覚的にはすごく理解できます。私もそういう考えは少なからずあったので。でもメンタル不調をおこした今、それは偏見であり、誤解だったのではないかと思っています。
心臓に血栓ができた人に、努力や我慢が足りないからだ!と言えるでしょうか。なのに、心(というか脳、神経)が正常に機能しなくなっている人には、そういった感情が向けられている気がします。
心をコントロールできるなら、精神科にはかからないのです。休職なんてしないんです。心の病気といわれるものも、体の病気も同じなのです。
*精神疾患はほかの病気より繰り返しやすいというのは事実としてあるのかもしれないですけどね。
とりあえず本日の主張。
精神疾患への誤解や偏見よ、はよ無くなってください。
この精神崩壊した自分をなんとか正当化するための記事を書きながら、今の職場はすごく恵まれているなと思いました。突然すべての業務を投げ出して休職したのに「迷惑じゃないから」「ゆっくり休んで」と言ってもらえているのは、すごくありがたいことです。絶対迷惑なのに。ああ感謝。だれも見てないけど。
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