2019年11月19日、スウェーデン大使館のオフィシャルアカウントがこんなことをつぶやいていました。
㊗️!ストックホルム ー #羽田直行便 2020年就航✨🎊 👏👏👏🍾 🎉🎉
— スウェーデン大使館 (@EmbSweTokyo) November 19, 2019
ついに #羽田空港 と #ストックホルム 間において、日本のキャリア初の直行便が就航することになりました!!#全日空 #ANA が2020年夏ダイヤ期間中に開設。
この夏 ぐっと近くなったスウェーデン🇸🇪に行こう✈️ https://t.co/aR4V1yGPms pic.twitter.com/nJCfcXGLe9
なんと、羽田からスウェーデンに直行便で飛べるようになるというのです。
これまでスウェーデンまでのルートといえば、JAL派はフィンランド経由、ANA派はドイツ経由、時間はあるが金がない派はロシアや中東、アジア経由でした。
今後は「直行便」という選択肢が増えるわけですが、これについては色々と感じることがあるので、人生の一瞬だけスウェーデン生活をした者として超主観的な意見を述べたいと思います。
1.もっと早く飛ばしてほしかった
いやあ、これはスウェーデン留学の時に飛んでいてほしかったですね。
そうすれば、単身国際線デビューで乗り換えが大丈夫かなどなど、不安にならずに済みました・・・
あとは、英語に不安のある親をヘルシンキの空港までわざわざ迎えに行く必要もなかったです。
2.が、しかし意外と需要がない説
*以下、全くデータ等に基づく見解ではありません。あくまでも感覚値として語らせていただきます。
個人的な想いとしては、早く飛ばしてほしかったのですが、
正直なところ、ストックホルム直行便にはあまり需要を感じていません。
そう感じるのは、2つの理由からです。
2.1 フィンエアーに勝てるのか
北欧の航空会社と言えば、フィンエアーがあります。
マリメッコやムーミンとのコラボで、おしゃれなヨーロッパに憧れる女性を囲い混んでいるであろうフィンエアー。
そうでなくても、「日本から最も近いヨーロッパ」であるフィンランドに9時間半で行けるというのは、すべての人にとって魅力的です。
安ければ往復6万円程度というお手頃価格、
最も安全な航空会社ランキングでもトップ20に入る信頼の高さ、
日本人の対応に慣れた、もはや日本語が通じるヘルシンキヴァンター空港の安心感、
フィンランドからフィンエアーが欧州各地への便を持っているため、スムーズに目的地にたどりつける利便性・・・
正直、フィンエアーに関しては非の打ちどころが見つかりません。
とすると、ANAでストックホルムに行くのは、ストックホルムに用がある、お金のあるビジネスマンぐらいということになる気がします。
一般的な観光客はこれまで通り、フィンランドか中東、アジア経由で、直行便はなかなか乗ろうとならないのでは?と思います。
2.2 LCCへの乗り換えが不便
ストックホルム(といわれている都市、実際には別の市)には、合計4つの空港があります。
ANA便が就くのはアーランダ空港ですが、LCCの中でもライアンエアーなどの様に超格安航空が飛んでいるのは、別の空港のことが多いです。
しかしアーランダとほかの空港の移動には、最悪2時間弱かかります。
アーランダ⇄ブロンマ・・・バスと電車で1時間弱
アーランダ⇄ヴェステロース・・・バスを乗り継ぐこと2時間弱
アーランダ⇄スカブスタ・・・バスを乗り継ぐこと2時間弱
9時間半のフライトのあと、重い荷物を持って2時間かけて移動し、そこからまた数時間飛行機に乗らないと目的地につかないなんて、いくら安くても勘弁です。
ANAユーザーがそんなにケチ臭いことはしないと思いますが・・・
やはりこのあたりの利便性で言っても、フィンランド経由の圧倒的勝利な気がします。
ということで、個人的にはいつか廃線になるのではという気がしていますが、
これを機にスウェーデンに行く日本人が増えるのであれば、それはそれでいいのかな~
と思っています。
まあ直行便が飛ぶなら、久々に行ってみるのもいいかな~
とも思いましたが、そもそもANAなんて乗るお金なかったです。
おわり。
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スウェーデン留学を語った自己満過去記事もございます↓